ピコレットは大ヒットのVPK”べス単”を追って1920年に発売しされたドイツのベスト判機で、製造メーカーはコンテッサ・ネッテル社
しかし同社は1926年にイカ社・エルネマン社・ゲルツ社らと合同してツアイスイコン社を創設した、本機は統合後も製造は継続された
がこのときから正面左上のロゴはツアイスイコンのロゴに変えられた。 |
この辺の事情やVPKの欠点の解消、後発の優位性の確保から、バリエーションはレンズとシャッターの組み合わせで数種類が発売されていたようですが、テッサーf4.5とコンパーシャッター付きのものが高級機に位置する物で、日本円にして当時180円と大変高価だったという、ネッターやノバの中級レンズ付のほか安い単玉付きの機種は約25円であった。 |
VPKでは安い機種が人気であったが、なぜかピコレットは高級機が人気であったという、しかしあまりにも高価だった為か日本ではあまり売れなかったそうだ・・・ <本機はなかなか見つからないという・・貴重な単玉付き!> |
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このピコレットにはコンテッサ・ネッテル社のロゴが入っていますから、統合前に製造されたものだと思われます、、外観はさすがに少し疲れているが、蛇腹に穴など不具合はない、矢来タスキなど機構部も問題なし、さびや汚れもなくまずまずの逸品! レンズに傷やカビ、シミはなく、汚れと埃はお掃除でOK・・・ 大事なレンズは |
幸運にも本機のレンズは >単玉!アクロマチック メニスカス75mm F11、れっきとした単玉、! ピスター・アクロマチックメニスカス
という1群2枚の貼り合わせレンズを装備している。
!!そうです、あのベス単の単玉と同じタイプです、 森のテーマにはお誂えむき75mm
f11・・・シャッターは1/25と1/50 1/75とB/T
さっそく 背面の扉を取りはすして・・・ 重連用のマウントカップラーを取りつけました。 |
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主要なスペックは |
発売: 1920年 コンテッサ・ネッテル社、後に統合によりツアイス・イコン社となる
使用フィルム: 127フィルム 8枚撮り
レンズ: ピスター・アクロマチック メニスカス 75mm f11(1群2枚の貼り合わせ)
シャッター: ACRO 1/25〜1/75秒、T、B
ファインダー: 前板部反射式ファインダー、針金フレーム式ファインダー
フィルム送り: 背面赤窓式
大きさ: 横幅63×高さ120×奥行き30(撮影時86)ミリ |
型式: ベスト判フォールディングカメラ
画面サイズ: 4×6.5センチ
焦点調節: 固定式
フィルム装填: 横蓋引き出し式
重さ: 280グラム |
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