2004.01.25 UL | パーレット!VPK・・70年あまりも昔の あのベスト判機?・・ どんどん深みに! |
パーレットって 聞いたことありませんか? あの六櫻社のベスト判の写真機! 味わい深い逸品ですよっ!・・ |
パーレットは、大ヒットしたコダック社のVPK、追従したドイツのコンテッサ・ネッテル社のピコレットを追って、日本の六櫻社から、1925年(大正14年)に 発売された、ベスト判の写真機です、 VPKやピコレットと同様にロールフィルム使い、暗箱は蛇腹式、小さく折り畳む為の矢来金具を持ち、、とても小さな可愛らしい奴です・・ |
まずはお姿からご紹介を・・ 蛇腹を使った、ベスト判・・レトロな作り、とても可愛いちっちゃな奴 !・・蛇腹を畳むとそれこそベストのポケットに入るくらい小さいのです・・ えっ!写りはって? それがなかなか侮れませんよ! |
|||||||||||
|
|||||||||||
1914〜40年代の人気の3機種 元祖VPK や 先行したピコレット とてもよく似ているのが一目瞭然ですね! |
なお、これに使う 127ベスト判フィルムはもう販売していないんです、じゃ撮れない? でも・・ なんとか撮影できないものか? |
まずは・・下の試写結果をご覧下さい・・実際に撮影できました!ご安心を! |
実はこれデジタル撮影なんです・・ えっ? なんで写るの?・・ おっとうんちくは後回にしましょっ! |
まっ!・・デジだ、銀塩だとあまりこだわらず・・ 本来の昔レンズのお味を・・楽しみましょう! |
:もちろん銀塩フィルムでの撮影もできます、但しフイルムはベスト判127でなく135判で撮ります・・ |
とにかく・・急いで 試写を試みました。 もちろん森の奥の手? 重連デジタル撮影です!! |
: こだわりの銀塩撮影、それにあの究極のベス単の秘技! フード外し?など こちらのVPK&パーレット試写のページへどうぞ! |
それで・・試写の結果は? |
前回のVPKに比べてちょっと写りすぎかな?・・ といったところ とにかくめっぽう良く写る!びっくりするほど抜けの良いクリヤーな発色・・・びっくりした! もっと泥臭い色かなーと想像していたのだが・・・ |
モノクロ時代の、このレンズ意外に優れのだ! とろっとした独特のお味があるが・・ちょっとばかりお味が薄いかな?とも思える? |
(おっと!ところどころピントが甘いのは腕のせい、なんたって蛇腹を前後じゃ?合わせ難い!・・差し引いてご覧下さい・・言い訳です) |
それにしてもこのパーレットにとって何十年ぶりの光だったのか? 最後の撮影は何時、何処で何を?だったのでしょう? |
ところで、 これ・・どうやって撮ったの?フイルムないのに? |
”重連撮影”で撮影しました・・! 何だそれ? |
ベスト判フィルムがなくても”撮影”する方法?・・・なんとかなんないかなー?・・・ |
<<思案の結果・・以下の手段にたどり着いて!・・なんとデジタル撮影を可能に>> |
結果の妙案?はこちらで詳しく説明します!題して元祖”重連撮影”の始まり! |
パーレット 生い立ち、素性など・・ もう少し! |
個体は 某オークションで格安入手、針金ファインダーが欠品だがなかなかの逸品だ! |
外観はとても綺麗、矢来タスキのメッキも顔が映る程ピカピカ・・蛇腹に穴はなく機構部もしっかりしていてさびや汚れもなく洗浄でピカピカ! もちろんレンズに傷やカビ、シミはなく・・汚れと埃が少々お掃除でOK・・レンズは <単玉でアクロマチック メニスカス75mm F8> |
|
なんと80年あまりの時を越えて平成の世に蘇ったパーレット! これは思わぬお宝でした! | ||